版画「大山北壁」の風呂先屏風の修復例
2010年2月25日
お客様の声
「何年も前から蝶番が壊れてそのままになっていました。こんなに立派な作品だったことを再認識しました。
カビも取れて綺麗になり、版画の周りが無地でとても作品が引き立つ仕立てで気に入りました。
すばらしく蘇り本当にありがとうございました。」
鳥取県根雨 松田様

拡大した修復前、修復後の風呂先屏風

左の修復前の写真は、保管場所が悪かった為でしょうか、ものすごいカビで本紙が朽ちて無くなっているところもありました。
カビを綺麗に取り、供の楮紙で欠損している部分を補修し、版画の無い部分も復元補筆いたしました。
修復前の本紙の裏の写真

修復前の版画を裏返した状態です。
本紙全体にカビが発生しています。版画用の楮紙は特に厚く発生したカビも通常の回数ではなかなか取れません。
ようやく二ヶ月の期間をかけてカビを取り除くことができました。
04020