西陣織による床の間の天袋・紹鷗棚の貼り替え例です。
2010年4月5日
床の間天袋の貼り替え
西陣織り物による貼り替え例です。
今まで和室には不似合いなクロスで貼られていました。
古く落ち着いたお座敷から、クロスのアルミ箔の天袋だけが妙に違和感を感じさせます。
新しく貼り替えた写真です。
西陣織の表装裂地を使い貼り替えました。
裂地の柄や襖縁との間合いを考えて、柄が切れないように心がけました。
完成した天袋です。
表装裂地・西陣織の正絹上緞子しました。
襖縁や裂地の柄の間合いを考え、千鳥の柄が切れないように心掛けました
裂地はお客様と相談して選んでいただきました。
色合いは、落ち着きのある茶系統の城下町・松江に因んで”波に千鳥”といたしました。
紹鷗棚。(利休の師だった武野紹鷗が考案したという、大きな棚)
”波に千鳥”の緞子で貼り替えた紹鷗棚です。
茶道をされている奥様のご要望で、天袋と同じ緞子で紹鷗棚も貼り替えしました。
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