表具店・横川伯鳳堂は島根県安来市で西陣金襽を使い掛け軸(掛軸)や古書画の仕立て直し、修復、しみ抜き、表装、表具、時代表装をしています。

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横川伯鳳堂

御神幅の仕立て直し

2013年7月18日
修復前の上部
本紙が数ケ所破れ、全体に煤染みがあります。表装は紙表具でキラ(雲母)の型押しです。
本紙の下半分は斜めに裂け、裏からガムテープで貼られていました。

本紙をじっくり検品すると画仙紙は半洋紙でもろく、本紙の損傷がはげしい状態でした。
修復前の下部分。マジックの落書き。

     本紙下部に黒マジックで落書きがあります。 


本紙の染み、煤抜き、折れ修復の仕立て直しですので、黒マジックも除去しましょうと

ご提案しました。 

お客様が「黒マジックは残っても良いから修復費用を押えたい。」とのご意向でした。 

黒マジックの除去もできますが,他の修復のように水溶性の薬品では限界があります。 


 
マジックの除去は有機溶剤と吸引装置等別の処置が必要です。 


修復後の下部。

本紙の染み、煤抜き、折れの修復後です。

黒マジックはやや薄くはなりましたが、完全に除去出来ていません。

修復後の上部。

白地に近いやや水色の裂地で筋割風帯の仕立です。

 一文字は、紺地に「十六菊」紋の金襴を使用しました。

完成。

今回は限られた修復費用でしたので、紺地の十六菊と同色の筋を準備しました。


本紙に一文字を切継ぐ前に、本紙と柱の間に紺地の筋を廻してから一文字を付けました。


「新宮仕立」の一文字廻しに見えるよう 仕立ました。


お客様が仕上がりをご覧になり、とても喜んでいただきました。


 

                  マジック以外は綺麗になりましたが、、、、、、、、、、、、、、。

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