お孫さんが離れの片付けをしていてこの軸が気にかかり私の所へお持ちくださいました。
長く放置してあったので絹本が折れ、損傷が激しく、煤で何が描かれているのか分からないほどでしたが、丹念に絵具や墨の補強をして、何度もの煤抜きの工程を繰り返すことで描かれたころのように修復することができました。