臨済宗大本山国泰寺 澤大道管長猊下の一行書です
2012年1月8日
「白雲抱幽石」 (はくうん ゆうせきを いだく)
深山幽谷の中、騒々しい世間を離れ一人超然とした脱俗の心境を詠った寒山の詩の一節。
謝霊運「過始寧墅」、『寒山詩』
〔
謝霊運
「
始寧
の
墅
を
過
る」〕
白雲抱幽石 白雲 幽石 を 抱 き
緑篠媚清漣 緑篠 は 清漣 に 媚 ぶ
白雲抱幽石 白雲 幽石 を 抱 き
緑篠媚清漣 緑篠 は 清漣 に 媚 ぶ
この表具の形式は一行書に用いる袋表具です。
大縁の裂地は西陣織、正絹二丁緞子「四手雲」紋です。
この仕立はすべての柄をあわせる”総柄合わせ”としました。
”総柄合わせ”については、 こちら をご覧下さい。
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